アレクサンドリアセンナ
学名 |
Senna alexandrina (S.angustifolia, Cassia acutifolia, C.senna, C.alexandriana,
C.angustifolia) |
日本名 |
アレクサンドリアセンナ |
科名(日本名) |
マメ科 |
日本語別名 |
ホソバセンナ、チンネベリーセンナ、センナ |
漢名 |
塞納決明(サイノウケツメイ, sāinà juémíng) |
科名(漢名) |
豆(トウ,dòu)科 |
漢語別名 |
狹葉蕃瀉(キョウヨウバンシャ,xiayefanxie)、尖葉蕃瀉、埃及栴那、塞納決明 |
英名 |
Indian senna, Tinnevelly senna |
2008/08/19 薬用植物園 「チンネベリーセンナ」 Cassia angustifolia」 生薬名 センナ」と表示 |
|
|
|
辨 |
センナ属 Senna(決明 juémíng 屬)には、世界の熱帯・亜熱帯に約260種がある。
ハネセンナ S. alata(Cassia alata;翅莢決明・有翅決明・翼柄栴那・對葉豆)
熱帯アメリカ原産、観賞用に栽培、廣東・雲南に帰化
アレクサンドリアセンナ(センナ・ホソバセンナ・チンネベリーセンナ)
S. alexandrina (S.angustifolia, Cassia acutifolia, C.senna,
C.alexandriana;尖葉蕃瀉・狹葉蕃瀉・埃及栴那・塞納決明;
E. Alexandrian senna, Tinnevelly senna, Indian senna)
S. auriculata(Cassia auriculata;耳葉蕃瀉・耳葉決明)インド産
『中薬志Ⅲ』p.305 『(修訂) 中葯志』V/142
S. bicapsularis(Cassia bicapsularis;雙莢決明)
ハナセンナ S. corymbosa(Cassia corymbosa)南米産、観賞用に栽培
フタホセンナ S. didymobotrya(Cassia didymobotrya;長穗決明) 旧世界熱帯産
キダチハブソウ S. × floribunda
ヨツバセンナ S. fruticosa
アメリカセンナ S. hebecarpa
ケセンナ S. hirsuta(Cassia hirsuta;毛莢決明)
S. italica(Cassia obovata;倒卵葉蕃瀉)インド・アフリカ産
『中薬志Ⅲ』p.305 『(修訂) 中葯志』V/142
ツリハブソウ S. marilandica
S. multijuga(Cassia multijuga;密葉決明)
エビスグサ S. obtusifolia(S.tora var.obtusidolia, Cassia obtusifolia;
決明・馬蹄決明・鈍葉決明・假綠豆・草決明)熱帯アメリカ原産
ハブソウ S. occidentalis(Cassia occidentalis, C.torosa;望江南)
コバノセンナ S. pendula(Cassia coluteoides) メキシコ・熱帯アメリカ産
タガヤサン S. siamea(Cassia siamea;鐵刀木)
『雲南の植物Ⅲ』133・『中国本草図録』Ⅰ/0118
オオバノセンナ S. sophera(Cassia sophera;茳芒決明・槐葉決明・望江南)
『中国本草図録』Ⅳ/1689
S. spectabilis(Cassia spectabilis; 美麗決明) 熱帯アメリカ産
S. sulfurea(Cassia surattensis ssp.glauca, Cassia glauca,
C.arborescens;粉葉決明;E. Largeanther senna)
モクセンナ S. surattensis(Cassia surattensis;黃塊決明)
ホソミエビスグサ(エビスグサ) S. tora(Cassia tora;
小決明・決明・馬蹄決明・假綠豆) 熱帯アジア原産、長江以南に帰化
『中薬志Ⅱ』pp.129-131、『中国本草図録』Ⅰ/0119・『中国雑草原色図鑑』100
日本には享保(1716-1736)年間に入る。九州(南部)・琉球に帰化、ただし結実しない
|
マメ科 Leguminosae(Fabaceae;豆 dòu 科・荳科)については、マメ科を見よ。 |
訓 |
和名センナは、属名から。
属名・英名 senna は、アラビア名サナー sana から。
種小名は、昔アレクサンドリアから輸出されていたことから。
英名 Indian はインドに産することから、Tinnevelly はそのマドラス地方の地名。 |
説 |
エジプト南部・スーダン原産、アラビア南部乃至インドで栽培。
|
葉・果実にセンノシド sennoside などを含み、瀉下作用がある。 |
誌 |
中国では、本種の葉をセンナ葉(蕃瀉葉,バンシャヨウ,fanxieye、瀉葉、旃那葉(センナヨウ, zhānnāyè)と呼び、薬用にする。『中薬志Ⅲ』pp.301-306 『(修訂) 中葯志』V/139-146
日本では、生薬センナは アレクサンドリアセンナの小葉である(第十八改正日本薬局方)。 |
|